こんにちは。Luxury World Watches(ラグジュアリー・ワールド・ウォッチ)の編集長です。
タグ・ホイヤーのオーバーホールを考え始めると、まず悩むのが「どこに頼めば安心なのか」という点ですよね。正規サービスに出すべきか、それとも修理専門店で十分なのか。
あわせて、費用はどれくらいかかるのか、期間はどのくらい見ておくべきか、東京や大阪、名古屋など地域によって選び方に違いはあるのか、口コミは信用していいのか、保証は付くのか、持ち込みと郵送のどちらが安全なのか、クロノグラフの場合は料金が上がるのか……気になることが一気に増えてくると思います。
この記事では、あなたの状況や重視したいポイントに合わせて「ここに任せれば納得しやすい」と判断できる軸を、できるだけ自然な流れで整理していきます。
読み終えるころには、タグ・ホイヤーのオーバーホールをどこで依頼するかについて、迷いがかなり減っているはずですよ。
- 正規サービスと正規販売店での依頼方法
- 正規と専門店の費用相場と料金の考え方
- 期間・保証・郵送など不安ポイントの整理
- 東京・大阪・名古屋での選択肢と探し方
タグ・ホイヤーのオーバーホールはどこで?

LUXURY WORLD WATCHES:イメージ
正規サービスと正規販売店

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タグ・ホイヤーのオーバーホールを考えたとき、私がまず頭に浮かべるのは「とにかく失敗したくないなら正規」という選択肢です。
ここ、やっぱり気になりますよね。正規サービスの最大の特徴は、メーカーが定めた基準で作業工程が完全に統一されている点にあります。分解、洗浄、注油、組み立て、精度調整、防水検査まで、すべてがタグ・ホイヤーの基準に沿って進みます。
使用される部品もすべて純正で、専用治具やテスターもメーカー指定。これは民間の修理店では完全に再現できない部分です。
正規サービスに出すルートは大きく分けて2つあります。ひとつは、タグ・ホイヤーの正規販売店や直営ブティックに直接持ち込む方法。
もうひとつは、公式案内に従って時計を郵送する方法です。都市部に住んでいて近くに正規店があるなら、持ち込みがいちばんラクで安心感もあります。対面で症状を伝えられますし、受付内容をその場で確認できます。一方、地方在住で近くに正規店がない場合でも、郵送対応が整っているので問題ありません。
正規ルートの強みは「時計の来歴が公式に残る」ことです。これは将来売却を考える場合や、長期的に資産価値を意識する人にとってはかなり大きなメリットになります。実際、整備履歴が明確な個体は、中古市場でも評価されやすい傾向があります。
正規を選ぶ価値が出やすいのは、メーカー保証が残っている個体、最新キャリバー搭載モデル、防水性能や複雑機構を重視するケース、そして将来的な資産価値を意識したい場合です。
ただし、正規にはデメリットもあります。それは「柔軟性が低い」点です。たとえば「今回は外装研磨は不要」「最低限の整備だけしたい」といった細かい要望は通りにくいことがあります。基本的にはパッケージ化されたサービスになるので、そこをどう捉えるかですね。
安心感を取るか、自由度を取るか。ここが正規と専門店を分ける大きな分岐点だと私は思います。
なお、正規サービスの考え方や整備方針については、タグ・ホイヤー公式でも明確に示されています。実際の基準や内容は必ず最新情報を確認してください。(出典:タグ・ホイヤー公式 サービス案内)
正規の費用と料金表

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正規オーバーホールの費用については、ここがいちばん気になりますよね。正直に言うと、正規は安くはありません。
ただし「なぜその金額になるのか」を理解しておくと、納得感はかなり変わります。料金は時計の状態だけでなく、ムーブメントの種類(機械式かクオーツか)、機構の複雑さ、そしてモデルごとの仕様によって決まります。
一般的な目安として、機械式の三針モデルで5〜8万円前後、クロノグラフなど複雑機構になると6〜10万円以上になるケースも珍しくありません。ここで大事なのは、これが「上限」ではないという点です。内部の摩耗が進んでいたり、交換部品が多くなると、さらに費用が上がることもあります。
だからこそ、私はいつも「料金表はあくまで参考」と伝えています。最終金額は必ず見積もりで確定させること。これが鉄則です。見積もり段階で内容をしっかり確認すれば、「聞いていなかった追加費用」に驚くことも避けられます。
タグ・ホイヤーには過去にエドワードクラブのような優待制度があり、条件によっては費用負担が軽くなる時期もありました。ただし制度や価格体系は変更されることがあるため、常に最新の公式情報を確認するのが安心です。
また、外装の研磨(ポリッシュ)は多くの場合、基本料金に含まれません。研磨を入れると見た目はかなり美しくなりますが、金属をわずかに削る作業でもあります。私は「毎回必須ではない」と考えています。キズが気にならなければ、あえて研磨をしない選択も十分アリです。
費用は時計の状態で大きく変わります。断定的に考えず、正確な価格は必ず公式窓口で確認し、最終判断は専門家に相談してください。
正規のオーバーホール期間

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正規のオーバーホールの期間は、目安として1〜2か月ほどを見ておくと安心です。ここも「思ったより長い」と感じる人が多いポイントかもしれません。
でも、この期間には理由があります。正規では分解後の検査、必要部品の取り寄せ、再組立、精度調整、防水検査といった工程を丁寧に踏むため、どうしても時間がかかります。
さらに、修理が集中しやすい時期もあります。たとえばボーナス時期や年末年始前後。このタイミングに依頼すると、通常より時間が延びることもあります。「いつ戻る?」が気になる場合は、預ける前に必ず現在のリードタイムを確認してください。
特に重要なのが、使用予定がある場合です。冠婚葬祭、出張、旅行など、「この日までに必要」という事情があるなら、最初の受付時点で希望を伝えることが大切です。対応できるかどうかは別として、伝えないよりは確実に調整の余地が生まれます。
急ぎのときほど、見積もり連絡の方法(電話かメールか)と、承認後にいつ作業が始まるのかを確認しておくと安心ですよ。
なお、「正規だから必ず遅い」というわけではありません。部品在庫が揃っていて、混雑していないタイミングなら、比較的スムーズに進むこともあります。結局はタイミングと個体差。こればかりは事前確認がいちばん確実です。
修理保証と保証期間

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正規サービスの大きな安心材料が、修理後の保証です。
一般的には、オーバーホール後に修理保証が付くことが多く、期間は1年程度が目安になります。これは「整備した箇所に起因する不具合」が再発した場合に対応してもらえるものです。
この保証があることで、「高いお金を払ったのに、すぐ不具合が出たらどうしよう」という不安はかなり軽減されます。ただし、保証には条件があります。落下や水没、強い衝撃など、使用者側の要因によるトラブルは対象外になることがほとんどです。ここ、意外と見落とされがちなので、保証書の内容は必ず確認してください。
保証が残っているなら要注意
購入時のメーカー保証がまだ残っている場合は、特に注意が必要です。正規以外で分解歴が付くと、その後のメーカー保証や正規修理を断られる可能性があります。ここは本当に重要なポイントです。
保証期間が残っている個体は、まず正規に相談するのが無難です。判断に迷う場合は、時計の状態と保証状況を整理して、専門家に確認してから決めましょう。
持ち込みと郵送の流れ

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正規店に直接持ち込みできる場合、受付はかなりスムーズです。
その場で症状を説明できるのは大きなメリットですね。「最近遅れやすい」「防水が心配」「リューズの感触が変」など、気になる点は遠慮なく伝えましょう。情報が多いほど、診断の精度も上がります。
一方、郵送での依頼も今はかなり一般的です。遠方でも正規サービスを受けられるのはありがたいですよね。ただし、郵送の場合は梱包と配送方法が重要になります。
郵送前のチェックリスト
- 不具合症状をメモして同梱する
- 保証書や購入証明が必要か事前確認する
- 緩衝材を多めに使って時計を固定する
- 補償付きの配送方法を選ぶ
配送中に時計が止まることは珍しくありません。止まった=故障ではないので、そこは過度に心配しなくて大丈夫です。大事なのは、無事に届くこと。そのための梱包と配送手段を選びましょう。
タグ・ホイヤーのオーバーホールはどこで安く?

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修理専門店の費用相場

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修理専門店を検討する人がまず気になるのは、やっぱり費用ですよね。正規サービスと比べて、コストを抑えやすいという点は、修理専門店の大きな魅力です。
一般的な目安としては、機械式のベーシックな三針モデルで3〜5万円前後、クロノグラフになると5〜7万円前後で収まるケースが多い印象です。ここだけ見ると「正規よりかなり安い」と感じるかもしれません。
ただし、ここで必ず理解しておきたいのが、専門店の料金体系は「基本料金+追加作業・部品代」という構造がほとんどだという点です。
つまり、時計の状態次第では、最初に提示された金額から上がることも普通にあります。私は修理店を選ぶとき、どこまでが基本料金に含まれているのかを必ず確認します。分解掃除、注油、パッキン交換、防水テストが含まれているのかどうか。ここが曖昧な店は避けたほうが無難かなと思います。
もう一つ重要なのが、純正部品を使えるかどうかです。専門店の中には、タグ・ホイヤー純正部品を取り寄せて対応してくれるところもありますし、汎用部品で代替するところもあります。
どちらが良い・悪いではありませんが、あなたが「純正にこだわりたい」のか、「実用性重視で費用を抑えたい」のかで判断は変わります。
専門店選びで失敗しにくい基準はシンプルで、実績・説明の丁寧さ・保証の3点です。安さだけで決めると、あとで後悔しやすいですよ。
技術力の目安として参考になるのが、時計修理技能士という国家資格の存在です。これは厚生労働省が認定する技能検定で、1級は特に高い技術が求められます。
すべてではありませんが、資格保有者が在籍している店は、ひとつの安心材料になります。(出典:厚生労働省 技能検定制度)
| 比較項目 | 正規サービス | 修理専門店 |
|---|---|---|
| 費用感 | 高めになりやすい | 抑えられる場合が多い |
| 期間 | 1〜2か月目安 | 2〜4週間目安も |
| 部品 | 原則純正 | 純正または互換 |
| 保証 | 付きやすい | 店ごとに異なる |
費用も期間も、最終的には個体差と店の混雑状況でブレます。だからこそ、候補を2〜3店に絞って相見積もりを取る。この一手間が、結果的にいちばん納得できる選択につながります。
クロノグラフ料金の注意

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クロノグラフモデルは、オーバーホール料金が上がりやすい代表格です。
理由はとてもシンプルで、構造が複雑だから。三針モデルと比べて部品点数が多く、調整箇所も増え、検査工程も長くなります。そのぶん、工数がかかる=費用が上がる、というわけです。
ここで注意したいのが、「三針モデルの相場」を基準に考えてしまうこと。これをやると、見積もりを見たときに「高っ」となりがちです。クロノグラフは別物、と考えたほうが気持ち的にも楽ですよ。
さらに、クロノグラフは状態による差が出やすいです。たとえば、スタート・ストップボタン(プッシャー)の動きが重い、リセットがきれいに0位置に戻らない、針ズレがある。こうした症状がある場合、追加調整や部品交換が必要になることもあります。
クロノグラフは状態次第で費用が上振れしやすいです。見積もり時に「どの部分に問題があるのか」「なぜ交換が必要なのか」を説明してくれる店を選ぶのが安全ですよ。
私の感覚では、クロノグラフは「安さ重視」で店を選ぶより、「説明力と実績」で選んだほうが満足度が高くなりやすいです。ここ、ケチりすぎると後悔しがちなので注意したいポイントですね。
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オーバーホールの口コミの探し方

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修理店を探すとき、多くの人が口コミをチェックすると思います。
ただし、口コミはあくまで参考情報。鵜呑みにするのはおすすめしません。時計修理は個体差が大きく、同じ店でも評価が割れるのは普通に起こります。
私が見るのは、星の数よりも内容です。特に重視するのは、見積もりの明細が出るか、追加費用が発生する際に事前連絡があるか、保証について具体的に書かれているか。このあたりが書かれている口コミは、かなり信頼度が高いです。
口コミでチェックしたい具体点
- 納期が事前説明と大きくズレていないか
- 質問への対応が丁寧だったか
- 料金が後から跳ね上がっていないか
- 再不具合時の対応がどうだったか
逆に、「安い!神対応!」のような短文だけの口コミは、情報量が少なすぎて判断材料になりません。口コミはあくまで“地図”。最終的には、店の説明内容とあなた自身の納得感で決めるのが正解だと思います。
東京のオーバーホール店

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東京は時計修理店の数が多く、選択肢が豊富な反面、迷いやすいエリアでもあります。探し方のコツは、「条件を決めてから絞る」ことです。
まず確認したいのは、タグ・ホイヤーの修理実績をきちんと明示しているかどうか。次に、技術者情報や資格の有無。そして、見積もりや保証条件が明確か。この順番で見ていくと、かなり絞りやすくなります。
都内には、白金堂、ウォッチ・ホスピタル、原宿時計宝石修理研究所など、ブランド時計を幅広く扱う修理工房があります。それぞれ強みが違うので、「費用重視」「スピード重視」「対面相談重視」など、あなたの優先順位で選ぶのがおすすめです。
東京でのポイントは「有名だから安心」ではなく、説明の丁寧さと保証条件です。ここが弱い店は避けたほうが無難ですよ。
大阪・名古屋の修理店

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大阪や名古屋でも、選択肢はしっかりあります。
大阪なら正規販売店経由で正規サービスに出す方法もありますし、修理専門店も充実しています。名古屋も同様で、正規取扱店の受付と、地元の修理工房を比較できます。
大阪では梅田周辺、名古屋では名駅・栄周辺に修理店が集まりやすく、比較検討しやすいのが特徴です。また、最近は宅配対応を前提とした修理店も増えているので、地方在住でも選択肢は広がっています。
地域名や店舗名だけで決めず、「純正部品の扱い」「保証期間」「見積もりの明細」を必ず確認してください。最終判断は専門家に相談しつつ進めるのが安全です。
【タグ・ホイヤーのオーバーホールはどこで?】結論
結論はとてもシンプルです。
安心感・整備履歴・純正部品・保証を最優先するなら正規サービス。費用や期間、柔軟な相談を重視するなら、実績ある修理専門店。このどちらが正しいという話ではなく、あなたの価値観次第です。
迷ったときは、次の順番で考えると判断しやすくなります。
判断の順番
- メーカー保証が残っているか
- クロノグラフなど複雑機構か
- 費用と期間、どちらを優先したいか
- 見積もり内容と保証条件に納得できるか
最後に大事なことをひとつ。オーバーホールの費用や期間は、あくまで一般的な目安です。最終的な条件は時計の状態で変わります。正確な情報は公式サイトや各窓口で確認し、迷ったら専門家に相談してください。
あなたのタグ・ホイヤーが、これからも気持ちよく時を刻み続けるように。オーバーホール先は、価格だけでなく「納得感」で選んでいきましょう。


