こんにちは。Luxury World Watches(ラグジュアリー・ワールド・ ウォッチ)の編集長です。
ブレゲのオーバーホールが高いと感じたとき、あなたが知りたいのは「料金や値段はいくらから?」「正規修理と正規サービスは何が違う?」「独立修理の相場と頻度・目安は?」「見積もりや相談はどう進める?」「納期や修理期間はどれくらい?」「保証や再修理はどう考える?」「部品交換や純正部品の入手はなぜ厳しい?」「安い理由や格安の注意点は?」「並行輸入の並行差別はある?」「偽物対策として真贋やシリアルはどう見る?」「海外修理やスイス送り注意は?」——このあたりですよね。
時計のメンテナンスって、金額が大きいだけじゃなくて「結局いくらになるの?」「戻ってくるのはいつ?」「正規に出す意味は?」みたいに、判断材料が散らばりがちです。だから不安になるのは自然だと思います。
この記事では、ブレゲのオーバーホールが高いと感じる“正体”を、工程・部品・保証・納期の観点でほどいて、あなたが迷わず判断できるように整理します。数字はあくまで一般的な目安として扱い、最後は公式情報と専門家の見解で確認できる形にしていきます。
- ブレゲの正規オーバーホール費用の目安と上振れ要因
- 正規修理と独立修理の違いを同条件で比較するコツ
- 見積もり・納期・保証で失敗しない確認ポイント
- 並行輸入・真贋・海外対応まで含めたリスク整理
ブレゲのオーバーホールが高い理由

GINZARASIN公式
料金・値段はいくらから

ブレゲ公式
ブレゲのオーバーホール費用は、ムーブメントの構造が上がるほど段階的に上がります。
国内正規のコンプリートメンテナンス(オーバーホール相当)は、シンプル手巻で税込12万円台から、自動巻で税込15万円台、クロノグラフで税込22万円台がひとつの目安です。さらに複雑機構は30万円台〜50万円近くまでレンジが広がります。
ここで大事なのは、これらが「目安」で、最終金額は実機診断のあとに確定すること。
つまり、あなたの個体の状態次第で、追加の部品交換や外装パーツ交換が発生し、上振れすることがあるんです。逆に言うと、同じカテゴリでも「良コンディション個体」と「傷みが進んだ個体」では、体感コストがまるで違います。
正規の目安レンジ(例)
| カテゴリ | 仕様 | 目安(概算) | 価格差が出やすい要因 |
|---|---|---|---|
| A | シンプル手巻 | 税込124,300円前後 | ゼンマイ・輪列摩耗、パッキン劣化 |
| B | シンプル自動巻 | 税込150,700円前後 | ローター周りの摩耗、巻上げ系の不調 |
| D | クロノグラフ | 税込229,900円前後 | クロノ復帰不良、プッシュボタン周辺 |
| G | トゥールビヨン等 | 税込495,000円前後 | 調整難度、部品供給、メーカー対応 |
※金額は一般的な目安です。モデル・状態・追加作業で変動します。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
(出典:スウォッチ グループ ジャパン株式会社「ブレゲ (Breguet) 正規 時計修理」)
この「いくらから?」は、家計の意思決定に直結するので、ここが曖昧だと不安が大きいですよね。私がいつもおすすめしているのは、まず“目安レンジ”を把握したうえで、次の2つを先に決めることです。
見積前に決めておくと強い2つ
- 予算の上限(上限を超えたら一旦連絡してもらう)
- 優先順位(精度、防水、外装、納期のどれが最優先か)
そして現実的な話として、費用は「オーバーホール本体」だけでなく、状態が悪いと外装パーツ(ガラス、リューズ、プッシャー、ブレスの駒など)も絡んできます。ここが“高い”を実感するポイントになりがちです。
だから、見積の段階で「どこまでが基本に含まれて、どこからが別途になるのか」を先に聞くのがいちばんラクですよ。
「いくらから?」に答えるなら、まずはこのレンジ感を押さえるのがスタート。次に、なぜ“同じオーバーホール”でもここまで差が出るのかを見ていきます。
正規修理と正規サービス

ブレゲ公式
正規修理と正規サービスが高く見える最大の理由は、単純な分解掃除だけで終わらず、工程・検査・保証までを一体のパッケージとして設計している点です。
一般的に正規のコンプリートメンテナンスは、分解・洗浄・注油・組立・調整に加えて、パッキン交換や防水性の復元、ライトポリッシュ、最終検査まで含むことが多いです。
正規サービスが“セット”になりやすい要素
- 防水性の復元(パッキン交換や検査を含む)
- ライトポリッシュ(ケース・ブレスの軽研磨)
- 最終検査(精度・機能チェック)
- サービス保証(一定期間の保証が付く)
ここ、誤解が起きやすいんですが、正規は「直す」だけじゃなくて戻す思想が強いんです。
たとえば防水は、パッキンを替えれば終わりではなく、ケースの状態や構造によって“復元が難しい”こともあります。その前提で、できる範囲を判断して、最終検査まで通して出す。これって、店側が負う責任が重いんですよね。
正規が高くなりやすい“構造”
正規は、作業の品質を一定に保つために、工程と検査を標準化し、必要な設備・治具・技術者の育成コストを継続的に負担します。
さらに保証が付く場合、再不具合が出たときのリカバリーまで設計に含むので、料金は「作業代」だけじゃなく「再発リスクを吸収する仕組み代」も含みやすいです。
さらに、正規窓口だと配送対応(ピックアップや梱包材など)が用意されているケースもあり、その運用コストもサービス側が抱えています。
要するに、あなたが払う金額には「作業そのもの」だけでなく、「失敗が起きにくい仕組み」と「やり直しの保険」も含まれている、という感覚が近いです。
正規の工程と、あなたに返ってくるメリット
| 工程 | 内容のイメージ | あなたのメリット |
|---|---|---|
| 分解・洗浄・注油 | 古い油や汚れを除去し、適正な潤滑へ | 摩耗進行の抑制、精度の土台づくり |
| 調整・機能確認 | 姿勢差や作動のクセを整える | 日常使用の安定感が上がる |
| 防水の復元 | パッキン交換+検査+必要な処置 | 汗・雨の不安が減る(条件付き) |
| ライトポリッシュ | 外装を整えて見た目を戻す | 満足感と資産性の維持に寄与 |
| 最終検査 | 総合チェックを通して出荷判断 | 初期不良を減らしやすい |
オーバーホールの頻度や、見積もり前に確認したいポイントをもう少し深く知りたいなら、ブレゲのオーバーホール頻度と見積もり確認ポイントもあわせて読むと整理が早いと思います。
最後に大事な注意点。正規だからといって「絶対に一番安く済む」とは言いません。むしろ“高く見える”のは自然です。ただ、あなたが「保証」「純正部品」「将来の整備性」「資産性」を重視するなら、正規の設計は合理的な面が多いです。
最終判断は、公式情報と、受け付ける技術者の説明を聞いたうえで決めるのが安心ですよ。
独立修理の相場と目安

ブレゲ公式
独立修理(民間の修理店)は、価格が分かりやすく、正規より安い提示が出やすいのが魅力です。
シンプル自動巻で税込5万円前後から、クロノグラフで税込6〜8万円台から、という“入口価格”を見かけることもあります。ここだけを見ると「え、正規の半分以下じゃん」と感じるはず。ここ、気になりますよね。
ただし、独立修理の相場は「何が含まれているか」で上下します。たとえば、分解掃除+注油+調整までが基本に含まれても、外装仕上げは別料金だったり、防水検査は追加だったり、部品が出たら都度加算だったりします。
つまり、同じ“オーバーホール”という言葉でも、サービス設計が違うんです。
相場を見るときの注意点
- ライトポリッシュが別料金になっていないか
- 防水検査や防水保証が付くか(そもそも防水保証なしの店もあります)
- 交換部品が純正か、互換か、再利用か
- 保証期間が6〜12カ月など短めに設定されていないか
独立修理の強みは、良くも悪くも柔軟なところです。たとえば「外装は触らなくていい」「予算を優先したい」「短納期が最優先」みたいに、あなたの意向に合わせて“どこまでやるか”を調整しやすい。これが安く見える理由のひとつです。
比較するときは“同一条件”を作る
私が比較の相談を受けたとき、まずお願いするのが「条件を揃えましょう」です。金額だけ比較すると、ほぼ確実に判断を誤ります。理由はシンプルで、正規は工程や保証を内包しやすい一方、独立修理は必要なものを選んで足していく設計になりやすいからです。
同条件比較のためのチェック表
| 比較項目 | 正規で確認 | 独立修理で確認 | 判断のコツ |
|---|---|---|---|
| 作業範囲 | どこまで標準に含むか | 基本料金でどこまでか | 工程差が価格差 |
| 部品 | 通常部品の扱い | 純正・互換・再利用 | 将来の整備性も考慮 |
| 防水 | 復元可否の条件 | 検査・保証の有無 | 汗・雨の使い方次第 |
| 保証 | 期間と対象 | 期間と対象 | 長期安心を買うか |
| 外装仕上げ | ライトポリッシュの扱い | 別料金か、範囲は? | 資産性と好みで選ぶ |
独立修理は「速い・柔軟・コスパが良い」方向に振れやすい一方で、保証や防水の扱いは店ごとにバラつきます。あなたが求めるゴール(資産性、安心、見た目、納期)から逆算して選ぶのが正解です。
最後に、ここは慎重に。費用や保証の条件は店舗ごとに異なり、さらに同じ店舗でも混雑や部品状況で変わります。数字はあくまで一般的な目安として捉え、最終的な判断は専門家にご相談ください。
高い原因は部品交換

ブレゲ公式
ブレゲのオーバーホールが高い原因で、いちばん現実的に効いてくるのが部品交換です。オーバーホール自体は定額に見えても、実機診断で「交換したほうが良い部品」が出てくると、費用が一気に上がります。ここで「思ったより高い…」ってなる人、多いです。気になりますよね。
交換が起きやすいのは、消耗に直結する部分です。たとえばパッキン類、リューズ周り、巻き上げ系、ゼンマイ、ローター軸、クロノ系の部品など。水や汗、衝撃、磁気、保管環境の影響が積み重なると、見た目が綺麗でも内部は傷んでいることがあります。
特にオイル切れは、歯車の摩耗を加速させる引き金になりがちです。
部品交換が起きると、なぜ金額が跳ねるのか
理由は単純で、部品代が乗るだけじゃなく、交換に伴う調整や検査の工数が増えるからです。
たとえばゼンマイ交換は交換だけでなく、巻上げ感・トルク・精度のバランスまで見直すことがあります。クロノの部品交換は、作動の同期や復帰位置など、調整ポイントが多い。つまり部品交換は、作業の“波及”が大きいんです。
費用が上振れしやすいパターン
「止まりはしないけど精度が落ちた」「クロノの戻りが甘い」「巻き上げが重い」「異音がする」などの症状があると、オーバーホールに加えて部品交換が必要になる可能性が上がります。症状が軽いうちに点検すると、結果的に出費が抑えられるケースもあります。
追加交換が出やすい“症状”チェック
- 日差が急に悪化した(昨日まで普通だったのに)
- 巻き上げが重い・引っかかる感触がある
- ローター音が大きい、カタつく
- クロノの針がゼロに戻らない、戻りがズレる
- リューズ操作が渋い、時刻合わせが不安定
また、外装パーツ(ベゼル、ガラス、針、文字盤など)は、通常のメンテナンス料金とは別請求になることがあります。ここは「高い」の体感が出やすいので、見積もり時点で“どこまで含むか”を必ず確認してください。
外装パーツは“欲”と“必要”を分ける
外装交換は満足度が上がる一方で、費用が跳ねやすいポイントでもあります。見積もりで外装が出たら、「安全に関わる部位(ガラスの欠け等)なのか」「見た目の好み(小傷)なのか」を切り分けて考えるのがおすすめです。迷ったら専門家に相談してください。
部品交換が出るかどうかは、あなたの使い方にも左右されます。汗・雨・衝撃・磁気、そして保管環境。だから、同じモデルでも金額が違うのは当たり前なんですよね。ここを理解できると、「高い=不当」ではなく「高くなる理由がある」と腑に落ちやすいと思います。
純正部品の入手と制約

LUXURY WORLD WATCHES:イメージ
ブレゲの純正部品は、誰でも自由に買えるものではなく、供給ルートが限られます。つまり、部品調達が「費用」と「納期」のボトルネックになりやすいんです。ここを知らないと、「なんでそんなに待つの?」「なんでそんなに高いの?」に直結します。気になりますよね。
正規ルートは純正部品を前提に整備設計されている反面、在庫がなければ取り寄せになり、待ちが伸びます。独立修理側は、入手できる場合は純正を使いますが、入手が難しい場合は互換部品・再利用・代替提案などで対応の幅が出ます。
ここが価格差の源泉でもあり、同時にリスク差にもなります。
純正部品が絡むと判断が難しくなる理由
純正部品の強みは、仕様が一致しやすく、将来の整備性や資産性の観点でも安心感が出やすい点です。ただし、その安心感は「供給制約」とセットでついてきます。つまり、純正に寄せるほど、納期が延びたり、費用が上がったりする可能性が増える。これが現実です。
純正部品にこだわるときの注意
純正部品に統一したい場合は、見積もり段階で「純正での交換可否」「入手にかかる期間」「代替になる場合の方針」を確認しておくのが安全です。最終的な判断は専門家にご相談ください。
純正部品まわりで聞いておくと安心な質問
- 交換が出た場合、純正で対応可能か
- 純正が難しい場合、互換部品の方針はどうなるか
- 部品取り寄せ時の追加納期の目安
- 交換部品の扱い(返却可否、写真提供の可否)
将来的に正規メンテナンスへ戻す可能性があるなら、改造や非純正パーツの扱いも含めて、あらかじめ“将来の整備性”まで見据えた選択をおすすめします。ここは、短期のコスパだけで決めるより、5年〜10年の視点で考えると後悔が減ります。
そして念のため。部品供給のルールや運用は変わることがあります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
安い理由と格安の注意

LUXURY WORLD WATCHES:イメージ
格安のオーバーホールが成立するのには、ちゃんと理由があります。たとえば「外装仕上げを含めない」「防水復元や検査を簡略化する」「交換部品を必要最小限に絞る」「保証を短くする」など、コストを下げる設計があるんです。
ただ、安い理由がそのままデメリットになりやすいのも事実。とくにブレゲは精密で、油切れや摩耗を放置すると“次の修理が高くなる”方向に転びやすいので、安さだけで決めると後で泣くケースがあります。
安さの内訳を“見える化”して判断する
| 安くなる要因 | 起きやすい条件 | あなたのリスク | 向く人 |
|---|---|---|---|
| 外装仕上げを省略 | 研磨なし/簡易仕上げ | 見た目の満足度は上がりにくい | 外装は気にしない |
| 防水保証なし | 検査のみ/保証は付けない | 汗・雨の使い方だと不安が残る | 室内中心で使う |
| 部品交換を最小限 | 使える部品は活かす | 将来的に再修理が早まる可能性 | 予算最優先 |
| 保証を短く | 6〜12カ月など | 長期の安心は弱い | 短期で回したい |
格安のときに必ず確認したいこと
- 作業範囲(分解掃除のみか、調整・検査まで含むか)
- 防水検査の有無と、保証の有無
- 交換部品の扱い(純正・互換・再利用)
- 保証期間と、保証対象外の条件
削っていいコスト/削りにくいコスト
ここを分けて考えると、失敗が減ります。たとえば「外装の小傷は気にしない」なら外装仕上げを削るのは合理的かもしれません。
一方で、精度や耐久に直結する“潤滑・調整・検査”を削るのは、長期的に見ると高くつく可能性が出ます。だから私は、格安を選ぶときほど作業範囲と保証の考え方をしつこいくらい確認するのがおすすめです。
「安い=悪い」ではありません。あなたの目的が“短納期で動作回復”なのか、“資産性と長期安心”なのかで、最適解は変わります。ここは断定せず、あなたの使い方と優先順位で決めるのが正解です。最終的な判断は専門家にご相談ください。
ブレゲのオーバーホールが高い時の対策

GINZARASIN公式
見積もりと相談のコツ

LUXURY WORLD WATCHES:イメージ
見積もりで失敗しないコツは、「上限」と「優先順位」を先に決めることです。ブレゲのオーバーホールは、診断後に追加作業が出る可能性があります。
だからこそ、最初の相談で“何を優先し、何は妥協できるか”を言語化しておくと、見積もりの精度が上がります。ここ、地味だけどめちゃくちゃ効きますよ。
相談は“情報の粒度”で結果が変わる
同じ時計でも、伝え方が曖昧だと、見積がぶれます。
たとえば「遅れる」より「体感で日差+30秒くらい、数日で進みが増えた」のほうが判断しやすい。異音も「巻上げ時」なのか「腕を振ると」なのかで疑う箇所が変わります。ここを丁寧に伝えるだけで、余計な往復が減って、結果的に納期もスムーズになりやすいです。
相談前にまとめておくと強い情報
- リファレンス番号・シリアル番号
- 購入年と入手経路(正規・並行・譲渡など)
- 症状(止まり、日差、異音、操作感、クロノ不具合など)
- 希望(防水復元、外装仕上げの有無、納期の制約)
- 予算上限と、追加が出たときの連絡ルール
写真を送れるなら、ここを撮ると強い
店舗によっては写真で事前相談ができることもあります。
可能なら、表・裏だけじゃなく、リューズ周り、プッシュボタン周り、ケースの打痕、ブレスのたるみ、ガラス欠け、針のズレなど、気になるポイントを“寄り”で撮っておくと話が早いです。真贋や改造の判断は別として、外装パーツ交換の必要性を把握しやすくなります。
メール相談テンプレ(そのまま使ってOK)
件名:ブレゲ腕時計 オーバーホール見積依頼(リファレンス:XXXX)
本文:
お世話になっております。ブレゲ腕時計のオーバーホールについて見積をお願いしたくご連絡しました。
・リファレンス番号:XXXX
・シリアル番号:YYYY
・購入年・入手経路:20XX年/正規・並行・譲渡など
・現状の症状:例)日差+○秒程度、巻上げ時に異音、クロノ針が戻らない 等
・希望:精度回復/防水の確認・復元/外装仕上げ(ライトポリッシュ)希望の有無
・希望納期:○月○日まで(難しければ最短)
・予算感:上限○円。追加費用が出る場合は事前に再見積希望
確認したい点:
1)追加費用が発生しやすい部位
2)見積回答までの目安と、作業開始後の標準納期
3)保証期間と保証対象、保証対象外の条件
4)外装仕上げの範囲(深いキズの扱い、外観変化の可能性)
以上、よろしくお願いいたします。
見積もりで“よくあるすれ違い”
- あなたは「全部込み」を想像、店舗は「基本+追加」を想定
- あなたは「外装はそのままでいい」、店舗は「標準で軽く仕上げる」前提
- あなたは「防水も当然」、店舗は「検査はするが保証は別」
このすれ違いを潰すだけで、納得感がまるで変わります。
「見積もりが怖い」は普通の感覚です。だからこそ、先に条件を揃えて、比較しやすくしておきましょう。金額の断定は避けつつ、納得できる説明を引き出すのがコツです。最終的な判断は専門家にご相談ください。
納期・修理期間の目安

LUXURY WORLD WATCHES:イメージ
納期は、あなたの予定に直撃するから重要ですよね。
一般的な目安として、正規は「見積もりに約1週間」「作業開始から3〜5週間」くらいがひとつの基準になりやすく、部品取り寄せが入るとさらに数週間伸びることがあります。さらに本国対応(スイス側のメーカー対応)に切り替わると、2〜3カ月以上になる可能性もあります。
独立修理は2〜4週間など短めの提示が出ることもありますが、繁忙期や部品待ちで伸びるケースもあるので、ここも“目安”で捉えるのが安全です。納期は「店の能力」だけでなく「部品と工程の都合」で動くので、ここを理解しておくとストレスが減ります。
納期は“工程の流れ”で見ると分かりやすい
一般的なタイムライン(目安)
| 段階 | やること | ここで遅れやすい要因 |
|---|---|---|
| 受付 | 来店・配送・ピックアップ | 梱包・発送のタイミング |
| 診断 | 状態確認、見積作成 | 混雑、追加症状の発見 |
| 承認 | あなたが見積にOK | 連絡が取れない、検討期間 |
| 作業 | 分解・洗浄・注油・調整など | 部品交換、調整難度 |
| 検査 | 精度・機能・防水などの確認 | 不具合再発、再調整 |
| 返却 | 配送・受け取り | 配送事情、支払い方法 |
納期が伸びやすい要因
- 部品取り寄せ(純正部品の在庫状況)
- 複雑機構(クロノグラフ以上の調整負荷)
- 外装交換が絡む(外装パーツの調達)
- メーカー対応への切り替え
急ぎなら、見積もりの時点で「最短納期」と「遅延時の連絡ルール」をセットで確認すると、ストレスが減ります。たとえば「部品取り寄せが出た時点で連絡が欲しい」「本国対応の可能性が出たら即相談したい」みたいに、あなたの希望を先に伝えると、余計な待ちが減ります。
そして念のため。納期は確約になりにくい領域です。冠婚葬祭や仕事の都合でどうしても必要なら、代替の時計を用意するなど、リスクヘッジもおすすめです。
保証と再修理の範囲

LUXURY WORLD WATCHES:イメージ
保証は、オーバーホール費用が高いと感じるときほど“価値”が見えやすいポイントです。正規はサービス完了日から2年など、比較的長めの保証が付くことが多く、対象範囲(精度不良など)が明確なケースが多いです。ここは、価格差を埋める大きな要素になります。
一方、独立修理は6〜12カ月などの保証が多く、店によってはアンティーク扱いで短くなることもあります。さらに防水保証を付けない方針のところもあるので、あなたの使い方(雨・汗・水回り)に合うかが分かれ目です。ここ、気になりますよね。
保証で“実質コスト”が変わる
たとえば、オーバーホール後に精度が不安定になった場合、保証があれば再調整のハードルが下がります。保証が短い・対象が狭い場合、再修理で追加費用が発生する可能性が上がる。つまり、支払いは一回でも、トータルで見ると差が縮まることがあるんです。
保証で必ず確認したい3点
- 保証期間(いつから起算か)
- 保証対象(精度、作業箇所、防水など)
- 対象外条件(外部修理、改造、誤使用、外装変化など)
2025年以降の保証の考え方
ブレゲは購入時期や条件によって国際保証の扱いが変わる場合があります。保証期間が長い個体ほど、整備ルートの選び方で安心感が変わるので、購入書類や保証カードの条件は必ず確認してください。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
再修理になりやすい“ありがちな原因”
再修理の原因は、必ずしも整備の失敗とは限りません。磁気帯び、強い衝撃、水入り、温度差、リューズ操作の負荷など、日常の要因でも起きます。だからこそ、保証は「完璧の証明」ではなく、トラブル時の逃げ道として効いてきます。
保証は「使い方の保険」です。あなたが日常使いでガンガン着けるなら、保証の厚さは意外と効いてきます。最終判断は、条件を読んだうえで、専門家に相談してください。
並行輸入の並行差別は

LUXURY WORLD WATCHES:イメージ
並行輸入(海外購入や並行店購入)だと、「正規で受けてもらえるの?」「並行差別がある?」と不安になりますよね。結論から言うと、修理受付の可否や保証の適用条件は、購入時期・保証書類・状態・改造歴などで変わります。
だからこそ、ここは断定で決め打ちせず、書類と状態を前提に確認するのが一番安全です。
並行輸入でも有償での整備相談が可能なケースは多い一方で、保証の適用範囲は別問題になりやすいです。とくに、外部での修理や改造が入っていると、保証の扱いが複雑になることがあります。ここは「並行差別」というより、前提条件が合わないことで起きるすれ違いが多い印象です。
並行輸入で先に確認したい3点
- 保証カードや購入証明の有無と記載内容
- 過去の修理歴(どこで、何をしたか)
- 現状の改造や非純正パーツの有無
並行輸入で揉めやすいポイント
| ポイント | 揉めやすい理由 | あなたができる対策 |
|---|---|---|
| 保証の適用 | 書類条件や購入時期で変わる | 保証カード・購入証明を整理 |
| 改造・非純正 | 安全性や品質担保が難しい | 修理歴を正直に共有 |
| 真贋の不安 | 個体確認が必要 | まず点検や見積相談へ |
| 部品供給 | 純正部品の制約 | 納期と代替方針を確認 |
迷ったら、まずは見積もり相談で「保証の扱い」と「受けられる作業範囲」を確認してから動くのが、結果的に最短です。断定は避けつつ、必要な情報を揃えて、あなたが損しない形に寄せましょう。最終的な判断は専門家にご相談ください。
偽物対策と真贋・シリアル

LUXURY WORLD WATCHES:イメージ
中古で入手したブレゲや、譲り受けた個体で不安になるのが真贋ですよね。
偽物対策としては、シリアルやリファレンスの整合性、外装・文字盤・針・ムーブメントの作り込みなど、複数の観点で見る必要があります。ただ、個人判断は限界があるので、最終的には認定窓口や信頼できる専門家のチェックが安心です。
また、盗難品リスクもゼロではありません。正規書類が揃っていても安心しきれないケースはありますし、逆に書類がない=偽物とも限りません。大事なのは「確からしさの積み上げ」です。ここ、気になりますよね。
まずは“疑いの強いサイン”を知っておく
偽物は年々巧妙になっていますが、それでも違和感は出やすいです。刻印の均一性、針の仕上げ、インデックスの面取り、文字盤印字の精度、リューズの感触、クロノのクリック感。こういう“触ると分かる違和感”は、プロに見てもらうと早いです。
真贋で見るべきポイント(目安)
- 刻印の精度(深さ・位置・均一性)
- 針とインデックスの仕上げ(エッジの処理)
- リューズ操作感や巻き上げの感触
- 不自然な交換痕(ネジ、ガラス、ケースバック周り)
ネットで判断しきれない理由
写真だけでは、重量感、操作感、ムーブメントの状態、内部部品の整合性までは確認できません。真贋に関わる最終判断は、専門家の実機チェックが安全です。
あなたができる“現実的な対策”
買う前なら、保証カード・購入証明・整備履歴の提示を求める。買った後なら、まず点検や見積相談をして、必要なら正規・認定ルートで整備に乗せる。これが一番堅いと思います。
不安があるなら、オーバーホールを依頼する前に「まず点検だけ」でもOKです。最終的な判断は専門家にご相談ください。
海外修理とスイス送りに注意

LUXURY WORLD WATCHES:イメージ
海外修理やスイス送りは、「本国対応で安心」「場合によっては費用が抑えられるかも」という期待がある一方で、ハードルも増えます。代表的なのは、輸送中のリスク(保険や梱包)、言語対応、関税や手続き、そして何より納期が読みにくい点です。
国内正規でも、内容によっては本国対応に切り替わる可能性があり、その場合は2〜3カ月以上かかることがあります。海外対応を選ぶなら、納期と補償を“先に”固めておくのが鉄則です。ここ、気になりますよね。
海外修理は“時間と手間のコスト”が乗る
海外修理を検討するとき、つい料金だけ見がちですが、実際は「手続き」「コミュニケーション」「輸送の保険」「トラブル時の交渉」まで含めた総コストになります。あなたの時間単価が高い人ほど、体感コストは上がりやすいです。
スイス送りで現実的に困りやすいところ
- 輸送事故の補償範囲(免責や上限)
- 見積もり後の追加費用・再見積ルール
- 返送までのリードタイム(想定以上に長いことがある)
海外修理が向く人/向かない人
| タイプ | 向く | 向かない |
|---|---|---|
| 手続き耐性 | 英語でやり取りできる | 手続きが苦手 |
| 時間の余裕 | 数カ月待てる | 期限がある |
| リスク許容 | 輸送リスクも理解 | 不安が強い |
| 目的 | 本国対応に価値 | とにかく早く戻したい |
スイス送りを検討する前に、国内で症状や優先順位を整理しておくと、判断がラクになります。ブレゲのオーバーホールが絡む症状の考え方は、ブレゲのアエロナバルが壊れる原因とオーバーホールの重要性も参考になります。
海外対応は、ハマる人には価値があります。でも万人向けではありません。数字や納期はあくまで目安として扱い、正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。
【ブレゲのオーバーホール高い相場】まとめ
最後にまとめます。ブレゲのオーバーホールが高いと感じるのは、単にブランド料ではなく、工程の厚み・部品供給の制約・検査設備・保証設計が積み上がっているからです。
正規はシンプル手巻で税込12万円台から、自動巻で税込15万円台、クロノグラフで税込22万円台が目安になりやすく、複雑機構はさらに上がります。独立修理は入口価格が抑えられる一方で、保証や防水、部品方針の条件差が出やすい。ここを同条件で見比べるのがポイントです。
迷ったときの判断軸
- 保証を重視するなら正規寄り
- 短納期とコスト重視なら独立修理を比較
- 防水復元や外装仕上げが必要なら条件を揃えて見積比較
- 複雑機構や部品が厳しそうなら正規優先が無難
あなたのケース別:ざっくり結論
| あなたの優先 | おすすめの考え方 | 見積で確認すること |
|---|---|---|
| 長期安心 | 保証と工程を重視 | 保証対象、部品方針 |
| コスパ | 独立修理で条件を絞る | 作業範囲、防水、保証 |
| 短納期 | 最短対応の可否を優先 | 最短の内訳、遅延時対応 |
| 資産性 | 純正部品と整備性を意識 | 純正の可否、外装方針 |
そして大前提として、金額はあくまで一般的な目安です。状態・モデル・部品在庫で変動します。正確な情報は公式サイトをご確認ください。最後の判断は、認定窓口や信頼できる修理の専門家にご相談ください。

